JUNNOKI CAR 工房です。
今回は平成15年の日産・キューブの入庫となります。
エンジンがオーバーヒートしてしまったというご相談です。
さっそく、どんな問題が起きているのか確認してみましょう。
オーバーヒートとは、エンジンが異常に加熱し、動作に問題が生じてしまうことです。万が一、オーバーヒートをそのままにすると、エンジンの動作に異常をきたしたり、エンジンから発煙したりする可能性があります。発煙してしまうと、車両火災に繋がる恐れもあり、非常に危険な状態と言えます。
車を動かすとエンジン内部の部品が高速で回転し、エンジンが熱くなります。しかし、エンジン付きの車には「冷却水」と呼ばれる、エンジンを冷やすための液体が備わります。それにより常に冷却が行われているのです。ところが、この冷却水に不足や漏れがあったり、ラジエーター、ウォーターポンプ、冷却用ファンなどの冷却システムに劣化や故障があったりすると、適切に冷却されずオーバーヒートの原因になることがあります。
今回のキューブは、2段階ファンでした。ファンモーターは作動していたので問題なさそうでしたが、2段階目が作動がしておりませんでした。その部分を修理していきます。
オーバーヒートしているかどうかは、車のメーターパネルのうち、水温計を見てチェックできます。一般的に水温計はHとCマークで示されますね。Hの方向に針が傾くほど、水温が上昇していることを示します。つまり、H付近に針が近づいていたり、Hを振り切ってランプが点灯していたら、オーバーヒートの状態と判断できます。
そのほか、いつもよりスピードが上がらないと感じたり、エンジンの回転が安定しなかったり、アクセルを踏むと異音がしたりする場合、オーバーヒートの初期段階の可能性があります。
中々難解な作業となりましたが、修理完了です。
車のオーバーヒートは、夏の暑い時期にだけ起きるというイメージを持っていらっしゃる方もいるかもしれません。しかし、部品の劣化による冷却水の漏れや故障などが発生すると、仮に外の気温が低かったとしてもエンジンの冷却が適切に行われず、オーバーヒートしてしまう可能性はあります。
寒い日が冷えてきたとはいえ、少しでも調子が悪いなと感じたり、いつもと違うなと思った場合には、早急に点検・修理をすることが大切です。
沼津市、富士、三島周辺で車の故障や手入れに関してお困りの方は当店までご来店お待ちしております。もちろん、県外からのお客様もお待ちしております。
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